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人材育成
1.「研究の目標」で述べたしたバイオ21COE(A03)で成功を収めた2大教育プログラムを継承・発展させます。すなわち@遊牧民的教育(Nomadic Education)とA遍歴学生制度(Itinerant Studentship)により、次のような資質をもつ大学院学生を輩出させます。その人材養成の目標は次のように要約されます。
○ 専門研究分野はもちろん。歴史文化までの深い教養と大局観をもった指導者としての素養
○ 若くして世界に羽ばたき、世界の将来の指導者たる人物との深い交友関係・ネットワークを築く経験
○ 研究・教育の必要に応じて、世界のどこででも活動できるフットワークをもつ活力
○ 条理を極めて議論し、情理を尽くして説得のできる外国語能力
○ 研究・教育を世界と人類の未来、人々の夢と希望に根拠をおいて計画・推進できる先見性
2.教育プログラム自身の国際化を行い、重層化されたメンターシップを導入します。その内容としては、以下に示すように
(1) ピアメンターシップ:東アジア・環太平洋地域から招聘する学生・若手研究者と本拠点の学生が友人として相互に教え、ともに学ぶことにより将来の世界を担う友誼を確立させます。
(2) インターナショナルメンターシップ:拠点からノマディック教育で送り出す学生・若手研究者を指導する世界の研究者を招聘し、拠点組織化し、生涯のメンターとします。
(3) 拠点の教員(事業推進担当者)が自分自身を鍛え直す国際化FDを通じ、拠点学生のみならず、世界、とりわけ東アジア・環太平洋地域からの学生・若手研究者のメンターとなる自己研鑽、相互教育を組織的に実施します。
3.教育を通じて、人材を社会に還流し、さらに、これらの人材による研究成果を世界に還元します。
(1) 双方向の社会人技術者教育では、社会・産業界との人事交流・相互再教育により、ナノバイオ医療工学産業分野の創成を促進します。このため、現在東北大学において実施中の社会人再教育プログラム(REDEEM, ESTEEM)を本プログラムに統合します。
(2)国際インターンシップでは、大学院学生を積極的に世界の産業・企業、MOT事業、バイオビジネスへ派遣し、また受入を行います。